給与は「立場」ではなく「能力と責任」への対価という考え方

多くの組織では「役職が上がれば給与も上がる」というのが自然な流れとして受け止められています。
もちろんそれ自体は間違いではありませんが、少し視点を変えると、別の考え方も見えてきます。

役職は肩書きではなく「任務」

役職は単なる肩書きや序列ではなく、特定の役割を担える人材に与えられる任務だと考えてみてはどうでしょうか。
その役割を果たすには、知識や経験の蓄積に加え、状況に応じて判断材料を組み合わせて結論を導く力、そして結果に責任を持つ覚悟が必要になります。
こうした条件を兼ね備えた人材は、実際にはとても希少です。

給与は「能力と責任」への対価

そう考えると、給与は「役職という立場」に付随する報酬というよりも、
必要性の高い役割を希少な人材が担うことに対する対価と捉えるほうがしっくり来るかもしれません。

給与を説明する2つの要素

  • その役割が組織にとってどれほど必要か(必要性
  • その役割を担える人材がどれほど少ないか(希少性

給与 = 必要性 × 希少性

まとめ

役職は「希少な役割を担う人材への任命」であり、給与は「その能力と責任に対する評価」と考える。
そんな見方をすると、給与体系の意味づけがより明確になるのではないでしょうか。

これはあくまで一つの視点にすぎませんが、
「給与を立場ではなく価値で捉える」という考え方は、今後の人事や報酬を考える上でヒントになるかもしれません。

「ジモト採用」が描く、これからのまちづくり

「WORK」と「LIFE」をもっと身近に。これは私たちの合言葉であり、ジモト採用の目指す姿です。


採用というと「人を集める仕組み」のイメージが強いかもしれません。
けれど、本当に大切なのは、そこで働く人や企業、そして地域全体がどう変わっていくか。
採用を通じて人も会社も街も豊かになるなら、それはもう
“採用を通したまちづくり”と言ってよいはずです。

ジモト採用がもたらす三つの力

— 経済の循環を生む力

地元で働く人が増えると、日常の消費が地域をめぐります。
朝の缶コーヒー、コンビニでの買い物、母の日のカーネーション、週末の外食や美容室。
小さな支出の積み重ねが地元企業の売上を支え、その企業の従業員もまた地域でお金を使う。
そうした往還が街の体温を上げていきます。

— 『距離の近さ』が命を守る力

日本は災害リスクの高い国です。
非常時に本当に頼れるのは、いつも近くにいる人や企業。
遠くの支援は尊いけれど、時間がかかることもある。
だからこそ、平時から「近い関係」を育てておくことは、安心の基盤になります。

『距離の近さ』が命を守る力。

— 人から新しい仕事が生まれる力

既存の枠に人を当てはめるだけではありません。
地域には、その人だからこそ活きる役割がある。
経験や想いに合わせて仕事が組み替わり、ときに生まれ直す。
地元ならではの働き方が、そこから静かに広がっていきます。

変わりゆく前提に合わせる

人口減少や人手不足、価値観の変化、そして度重なる災害。
大きな仕組みに頼るだけでは届かないところが出てきました。
ならば、最小単位である地域で支え合えるかどうか。
地元採用は、その問いに対する実践的な答えのひとつです。

つなぐ新しい未来

私たちが目指すのは、単なる求人サイトではありません。
地域と企業と人を包括的につなぐ「地域包括採用就労支援サービス」として、
一人ひとりの人生に寄り添いながら、みんなで“つなぐ新しい未来”を形にしていきたいのです。

特別なことは要りません。まずは、できるところから。
近くで働き、近くで暮らし、近くで助け合う。
その小さな循環が街をやさしく強くし、やがて次の仕事や出会いを生み出していきます。

そんな未来を、ここから一緒に。